・東大実戦(駿台の第1回東大入試実戦模試)の結果、感想を知りたい。
・科目ごとの感想も教えてほしい。
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- 2022 東大実戦(駿台の第1回東大入試実戦模試)の感想
この記事を書いている私は、30代の社会人(都内のJTC勤務)です。意を決して再受験に挑戦しています。
こういった私が、解説していきます。
私が実際に勉強に使っている参考書や問題集の感想、受験した模試の感想などを書いています。
記事の信頼性担保に繋がると思います。
2022 東大実戦(駿台の第1回東大入試実戦模試)の感想
2022/08/13(土), 8/14(日)に、駿台の第1回東大実戦模試を受験してきました。
駿台の第1回 東大入試実戦模試 (東大実戦) を受験してきました。 pic.twitter.com/FiwH4cvUgB
— ホリキタ@30代で再受験 (@Horikit_Juken) 2022年8月14日
今週末の東大実戦に備えて、過去の採点講評からの注意事項を。
— ホリキタ@30代で再受験 (@Horikit_Juken) 2022年8月8日
1⃣英作文「○○words」と書き添えるのが駿台採点官への礼儀
2⃣物理は原則として答のみ記入でも減点しないが、少しでもミスがあれば0点
3⃣地学は答の最後だけでなく途中式にも単位を書く。論述で不自然な隙間で行数を稼ぐのは倫理観の欠如 pic.twitter.com/KsEQlHfMxT
当日は台風が心配されましたが、私が受験した都内の会場では、
予定通りに実施されました。
駿台から首都圏、東海地区に緊急のお知らせ。https://t.co/7Ax8MefeEi pic.twitter.com/a9P3x33TOb
— ホリキタ@30代で再受験 (@Horikit_Juken) 2022年8月12日
全体的な感想
全体的な感想を一言でいうと、「思うような答案が書けず悔しい」です。
この、模試を受けた後の「なぜあの問題が解けなかったのか」「他の受験生は出来ているのに、どうして自分だけ…」という悔しく情けない気持ちを、大切にしたいと思います。
それが勉強へのヤル気の源になるのだと思うし、それだけでも、模試を受けた意味があったと思うからです。
もっともっと、次こそより良い結果が出せるように、今は努力を続けるしかないと、明日からの勉強を頑張ろうと思います。
結果(点数および判定)
第1回東大実戦の結果、145点で理一C判定でした。https://t.co/kN7hsbf7ud pic.twitter.com/R6x0KM2qen
— ホリキタ@30代で再受験 (@Horikit_Juken) 2022年9月12日
科目ごとの感想
英語
今回も、オープンと同じ順番で解きました。
4(B)和訳→2(A)(B)英作文→1(A)要約→3リスニング→5長文→1(B)空所補充→4(A)
前半の2の英作文を終えるところまでで、40分間ぐらい使ってしまい、リスニングの下読みをする時間がほとんどとれませんでした。
リスニング後は急いで1(A)の要約を解いて、その後に5の長文を読んで解き、
その後、1(B)も急いで読んで何とか埋め、
最後に残した4(A)は時間が無く、勘でマークしました。
1(A) 要約
各段落の最初にトピックセンテンスがあり、要点をまとめやすい英文だったと思います。
しかし、字数内に綺麗におさまるように表現するのが上手くできませんでした。
1(B) 文補充
記号の正答率は、2/5。
並び替えは、不正解でした。
- the likelihood of -ing ~する可能性
- provide A with B の他に、provide B to A という語法もある
2(A) 自由英作文
反対(友人にお金を貸すべきではない)という立場で書きました。
- 主張: この意見には反対
- 理由: もしも友人がお金を返せなくなった場合、友情が壊れてしまう
- 締めくくり: 同じ表現を繰り返して語数かせぎ
という構成で、10分ぐらいで書きました。
(駿台採点官への礼儀として、文末に○○wordsと書き添えるマナーも忘れずに)
2(B) 和文英訳
解答冊子を読んで、以下の表現の理解があいまいでした。
- exampleという名詞は同格のthatをつけられないので、example that [witch] shows (that) SV とするか、an example of O としなければならない
- 「通りに」は、接続詞のas または the way + 文 という形
S台予備校のT大模試、複数の生徒から返却答案見せてもらったけど、英作文の採点雑すぎない?昔からあんなに精度低かった?文法ミスの見逃しっぷりが英検二級レベル。
— tadashi oya felem cavens (@mata_che_nuota) 2022年9月26日
3 リスニング
(A)の正答率は、5/5、(B)の正答率は1/5、(C)の正答率は1/5 でした。
リスニングは、ポラリス長文の音声を、毎朝の通勤時に聴いているのですが、
なかなか聞き取れるようになりません。
メモ:Chromeでディベロッパーツール表示 > Networkタブ開く > F5更新 > 読込に時間のかかっているMP3ファイルを選択 > 右クリック > Open in new tab > ダウンロード
東大実戦のリスニングの問題について意見を募集します
— 阿修羅 (@ashura9999) 2022年8月14日
模範解bが正答と言えないのではないか?というものです
解bは、「移植リストに載る人が10万人いるが毎年行われる手術の数は2.5万に満たない」という放送文を根拠に、b「年間必要回数の4分の1未満だけ」を答えとしています。(続) pic.twitter.com/IUnCch1frC
4(A) 誤文訂正
勘でマークしたのでノーコメント。
4(B) 和訳
下線部中で分からなかった表現は以下。
- not wholly 完全に~というわけではない(部分否定)
- be relevant to ~に関連がある
- It is as if SV まるで~のようである
- reversible 可逆的な
5 長文
解答冊子を読んで得た発見は、「study」に「~をじっと見る、~を詳しく調べる」という意味がある、ということ。
ジーニアス英和辞典(第4版)にも、きちんと書いてありました。
簡単な単語なのに、知らない意味がたくさんあり、辞書を引くたびに新しい発見があります。
数学(理系)
① 極限
これは完全に問題文を誤読してしまいました。
「弧ABの中点M」というところを、何故か、弦ABの中点と思い込んでしまい、
まったく違う式を立てて極限を求めてしまいました。
あと、仮に正しく立式できていたとしても「1-cosθ」の極限を求める時に、半角公式を使ってsinにする手法も頭にきちんと入っていませんでした。
② 確率
ベン図を念頭において、もれなくダブりなく、事象を把握する、というのができませんでした。
③ 整数
これは全くできませんでした。
あああたああああああいあああああああい
— 阿修羅 (@ashura9999) 2022年11月24日
夏実戦3の整数、昔の学コンに似てた…
学コンやりこんで、なおかつ覚えれば実戦はイケるのかもしれない(?) pic.twitter.com/QBckWTfs01
④ 通過領域
点Aが、線分BCの上側にくるときだけを考えてしまい、
解答冊子を見たら、「なんだ、下側もあるじゃないか!」と。
⑤ 無理数解をもつ方程式
すぐ予想できたものの、本当にそれしかないのか、をきちんと示すことができませんでした。
⑥ 面積(積分)
これも、問題文を誤読してしまい、連立不等式が表す領域を、
違う部分と勘違いしてしまいました。
さらに、曲線Cと曲線Dの交点を必死に求めようとしてしまい、
計算が非常に複雑になってしまい、途中で力尽きてしまいました。
国語
現代文
漢字の「親戚」が書けませんでした。
ポストコロナの生命哲学 福岡伸一, 伊藤亜紗, 藤原 辰史 (集英社新書) |
古文
分からなかった単語
- たばかる(謀る):計画する、工夫する、相談する、欺く
- いたづらなり(徒らなり):役に立たない、空虚で物足りない、本来の目的が果たされない
- よそなり(他所、余所):無関係だ、疎遠だ、よそよそしい
漢文
分からなかった漢字、句形
- 食言:嘘をつくこと
- 片言:短い言葉
物理
理科は、先に「地学」を60分間ぐらいで解き、その後の時間で「物理」を解きました。
物理は、②電気→③波動→①力学 の順番で解きました。
①力学(2体問題)
小物体の座標をx、台の座標をXとして、それぞれの運動方程式を立てて時間追跡をする目と、
運動量保存則&エネルギー保存則の連立で求める目とが、
時ながらごっちゃになってしまい、
「あれ、私はいま何を求めようとしているんだろう?」とパニックになってしまいました。
②コンデンサー、電子銃
電子銃から出た電子の運動の様子が、
この手の問題を解くのが久しぶりで(夏はコンデンサーと抵抗の回路の問題ばかり練習していたので)、
力を受けて放物運動する範囲と、等速度運動する範囲とがきちんと把握できず、
ぐちゃぐちゃに。
後半は、基本通りに「スイッチ切替ごとに、回路図を書いて、電荷保存則とキルヒホッフ則の連立」で解き進めましたが、
誘電体が登場するところから、
解答用紙のスペースが足りなくなり、途中であきらめました。
③水面波(水流がある場合)
よく似た問題を、代ゼミの東大プレ(エーテルの風がある)で解いた経験があったはずなのに、
上手く状況をつかめませんでした。
誘導に従って、波の式を順番に計算していくも、
定常波になるところで、和積の公式の計算が上手くできず、
位相を計算ミスしてしまい、全然違う結果に。
地学
まだまだ勉強不足ゆえ、ノーコメント。
他の受験生の感想
東大実戦数学
— らっこ@理三仮面文三生&進振り医学部志望 (@rakko_rakko0124) 2022年8月13日
1.2易しい
3.調べる量多いが絞り込めたら🙆♀️
4.オイラー線証明経験あれば差がつく良問。幾何と座標を組み合わせ面積へ.2021京大類問アリ
5.整式の論証。複素数解をもつ方程式の考え。係数比較、√3=有理数の背理法
6.a,bをPの座標tへ
y軸方向に積分すると楽、予選決勝法
結論。計算多すぎ https://t.co/5tY4kgmTah
東大の冠模試の過去問
秋の東大模試に向けて、模試の過去問で訓練をしておくとよいかも。
浪人生の人は、昨年も東大模試は受けていると思うので、 問題が重複しないように、9月頃に新刊が出る前に今のうちに2022年度版を買っておいた方がよいです。
東大の過去問
過去問は夏休みが終わったあとから、例年、品切れ値上がり傾向なので、
早めに買っておいた方がよいです。
まとめ
夏の東大模試は、プレ、オープン、実戦、も含めて、あまり思った成果が出せませんでした。
9月からはさらに気を引き締めて勉強を続けようと思います。