30代からの大学再受験ブログ

30代から再び大学を目指して、再受験に挑戦するブログです

2024東京大学2次試験を受験してきた(写真つき)

※[PR]当ブログの記事の中にはプロモーションが含まれています。

・東大の2次試験を受験した人の感想を聞きたい。
・当日の会場の様子を知りたい。

こういった疑問に答えます。

この記事を書いている私は、30代の都内でJTCで働く社会人 です。意を決して再受験に挑戦しています。

本記事の内容

2024東大の2次試験の当日の会場の様子

ホリキタ30代で再受験(東大理1志望)

ホリキタ(@Horikit_Juken

こういった私が、解説していきます。

私が実際に勉強に使っている参考書や問題集の感想、受験した模試の感想などを書いています。
記事の信頼性担保に繋がると思います。

東大の2次試験の当日の会場の様子

(その1)前日、受験票とセットで「受験者心得」をダウンロード、印刷して熟読

2023年のときは「受験者心得」という説明書きPDFが東大のWEBサイトに公開されていて、
各自でダウンロードする形でしたが、

2024年では、受験票とセットで1ファイルになっており、一緒にダウンロードして自分で印刷する形になりました。

「受験者心得」には大切なことがたくさん書かれているので、漏れなく目を通しておきます。

(その2)当日の朝、地下鉄の本郷三丁目駅から東大まで

本郷三丁目駅からの様子

1日目は、朝8時より少し前に地下鉄(丸の内線)の本郷三丁目駅に着きました。

駅構内には、昨年と同様に、駿台の受験生応援の広告があちこちに貼られていました。

駅から歩いていくと、交番のある交差点のところで、「正門」の方に真っ直ぐ向かうか、
右折して「龍岡門」の方に向かうかの2ルートに分かれます。

道の途中に、案内の看板をもった係員の方がいました。

「龍岡門」の中へも、保護者の方も一緒に入っていくことができます。
(一般の方、病院に用がある方、も同じ道を歩いて入っていきます。)

開門より少し早くついたので、行列ができていました。
(保護者の方も一緒に並んで待つことができます)

「受験者心得」にも、開門時刻が書かれていますが、実際にはこれより少し早く、
1日目は朝8:00に開門、2日目は朝8:10に開門していました。

私は、地方公立高校出身なのですが、
現役のときは、同じ高校の受験生みんなで同じホテルに泊まり、さらに先生まで一緒に引率で同じホテルにとまり、
当日も会場まで先生が着いてきてくれたのを思い出しました。
浪人のころは、地方から一人で東京に来て、一人でホテルに泊まって、
という不安と緊張と心細さでいっぱいでしたが、
そういう不安を少しでも和らげられるなら、保護者の方が一緒に会場に来てくれるのは、
受験生にとっては何より心強いことだろうな、と思いました。

(その3) 東大構内に入場後

私は「薬学角臨時ゲート」から入場しました。
ここで、受験票を係員の方にチラ見せします。
(保護者の方はここからは入れないので、試験後の帰り時間にも、受験生を待つ保護者の方がここで待たれていました)

構内は広いのですが、それぞれの試験場の建物には「○○学部試験場」みたいな看板が立ててあるので、
すぐに自分の試験場の建物は分かります。

時間があったので、気分を落ち着けるために、少し構内を周ってから、
自分の試験室に向かいました。

建物の外には仮設トイレが多数設置

国立大学はどこも、建物が古くてトイレも狭く数が少ないところが多いのですが、入試のときには仮設トイレが多数設置されていて安心です。

(その4) 試験室の中の様子

建物に入ったら、真っ先にトイレの位置、トイレの数、が気になりますが、
あちこちにトイレの案内が壁に貼ってありました。

朝8:20頃には、既に教室には受験生が何名かいました。
(試験監督はまだ教室にはいませんでした)

座席の配置

受験番号の若い方から前の席に座る形で、
長机に三人の列もあれば、二人だけ、一人だけ、の列もありました。

三人列の長机の真ん中の席になってしまった受験生は、
トイレの度に、横の受験生に「すみません」と断って席を立たないといけない座席配置でした。

こういうとき、社会人再受験生の高齢者だと、肩身が狭いのですが、
幸いにも私は端の席だったので、若い受験生の方に迷惑を掛けずにすみました。

机の幅は狭くて、縦に使う国語や理科、英語の解答用紙は、机からはみ出してしまいました。

イスも固い椅子でした。

(試験監督に断ったうえで、座布団、クッションを使っている受験生もいました。)

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(その5) 試験開始までの待ち時間

1日目と2日目では、入室時間が異なるので注意が必要です。

実際には、1日目は8:35頃に、教室に試験官が入ってきました。
そして、8:50に試験官から、「参考書などはカバンにしまってください」のアナウンスがありました。 なので、直前の参考書チェックができるのは、8:50まででした。

「受験者心得」に明記されていますが、スマホの電源は、【試験室に入る前に】電源OFFしてカバンに入れることになっています。
実際には、試験室内でも休憩中などにスマホをいじっている高校生もいますが、
何かあった時に、書類に書かれているルールに違反したら不正行為と扱われるのが『大人の社会のルール』なので、注意しましょう。

遅刻は30分までオーケーということになっていて、
実際に、私が受けた試験室でも、国語の試験の開始ギリギリで入室してきた受験生もいました。

きっと、地方から初めて東京に出てきて、地下鉄の大手町の乗り換えで迷子になったり、急にトイレに行きたくなったり、様々な事情で到着が遅くなってしまったのかな。
無事に試験に間に合って受験できてよかったね、深呼吸して落ち着いて頑張れ!と見ていて応援するオジサンの気持ちになってしまいました。

国語の試験の開始前には、以下のような流れでした。

  • 8:50に、「参考書をカバンにしまえ」のアナウンス
  • 共通テストの受験票と東大の受験票を机に置くように指示
  • 机の上に置ける物の指示
  • 試験官が席を順番に見て、NGなものが机の上に置かれていないかチェック

このとき、シャー芯シャー芯のケースを机に置いている受験生がけっこうたくさんいて、一人ひとり、試験監督に目をつけられて注意されていました。

  • 机の上に置いて良いものが、共通テストとは微妙に異なるので注意!
  • ハンカチは不可
  • 目薬も不可
  • 鉛筆削りも不可
  • 鉛筆キャップも不可

あと、教室に1人は必ず、「共通テストの受験票を忘れました」という受験生がいて、国語の試験後の昼休みに試験監督と本部に連れていかれていました。
次の数学の時間までには無事に釈放されていました。

  • 共通テストの受験票の写真と、東大の受験票の写真と、本人の顔と、の3点での写真照合が国語の時間の前にありました
  • 写真照合は、結構、適当にパッと見てはい次、という試験監督と、じろじろ顔をしっかり見て「よし!」という試験監督と、試験監督によりムラがありました
  • 最初の写真照合が終わると、東大の受験票に貼る「写真用シール」が配布されて、写真のところに貼り付けます
  • 以後も、数学、理科、英語のそれぞれの試験の前に写真照合の作業がありますが、共テの受験票は最初の国語の前のときしか見られません

  • スマホの電源OFFは、各科目の試験の前に、毎回確認があります。一度、机の上にスマホを出して、各自で電源OFFを確認し、再度、カバンにしまう、という共テと同じ流れでした。

  • コートは着たままでもOK、脱いだコートやカバンは足元に置くように指示されます。

  • 空いている席に荷物を置いていると試験監督に目をつけられて注意されます。

トイレに行きたくなったときはどうすればいいですか?

手を上げて合図すれば、試験監督が来てくれて、トイレに連れて行ってくれます。受験生の入れ替わりを防ぐためか、トイレに行った受験生は、番号と時刻を試験監督がメモしていました。

あと、私の受験した試験室には、受験生はもちろん男子、女子の両方がいましたが、試験監督は全員が男性で、
女子の受験生のトイレの引率も、男性の試験監督が行っていました。

(その6) 問題冊子、解答用紙の配布から試験開始まで

試験開始時刻の約10分前になると、試験監督が「これから国語の問題冊子と解答用紙を配ります」とアナウンスして、
前の席から順に試験監督が配ってくれます。

このときも、試験監督によって配り方に個性があり、
・複数まとめて端の席の人に渡して「隣の席の人に回してね」という流派の人と、
・一人ずつに確実に1部、配っていく(その分、時間がかかる)という流派の人がいました。

解答用紙が配られたあと、受験番号と氏名、理科○類、の記入は試験の開始前にするよう指示されます。

  • 試験開始時刻になると、チャイムがなります。(試験監督が口頭でも「開始」の指示をします)

(その7) 試験中のトイレ

試験時間中でも、もちろん、途中でトイレに行きたくなったときは、
手をあげると試験監督がそばに来てくれて、トイレに引率してくれていました。

試験時間中の問題文の訂正

昨年は理科の時間に問題の補足説明があったのですが、
今年は国語の時間に問題文の訂正がありました。

黒板に訂正事項が書かれる形でした。

(その8) 試験終了後の解答用紙の回収

試験終了の時刻になると、チャイムが鳴ります。

試験監督が口頭でも「解答やめ」の指示をします。

解答用紙の回収は、机ごとに、端の席の人にあつめて、まとめて回収する形でした。

このとき、試験監督によって、机の右側の通路から集める流派の人と、 机の左側の通路から集める流派の人と、個性があり、 反対側の席の方に用紙を流してしまったりする場面もあり、受験生が混乱していました。

また、理科や数学は、解答用紙が複数ありますが、 「第1解答用紙と第2解答用紙を重ねて、受験番号が若い人のが上になるようにして隣の席に回してください。」 と試験監督が指示されます。

たいてい、教室に1人は説明をよく聞いていない受験生が端の席におり、一人の受験生が間違えて形をとると、
それにつられて集団心理によって、他の受験生も「あれ?」と思いながら他の列の机を真似して間違った形で用紙を流してしまい、 結果的に、試験監督が回収するときに、「ん?第1解答用紙と第2解答用紙は重ねるんだけど」と困ってしまい、 回収した後に、紙を並べ直して数える、という場面もありました。

(その9) 解答用紙の回収後の待ち時間

解答用紙を回収し終わり、枚数チェックが終わり、試験監督が解答用紙を教室の外に持ち出した後、
待ち時間が30分程度あります。

試験監督は「退室まで15分ほど待ち時間があります。その間、参考書などを取り出してはいけません。」と指示がありますが、実際には15分よりも長く、30分ほどの待ち時間になります。

その間、筆記用具を触ったり、参考書を取り出したり、もちろん、スマホをみたり、などは禁止なので、
ただひたすら待つ時間になります。

この待ち時間がかなり長く感じるので、頭の中で次の試験の科目のことを考えるイメージを先に持っておくとよいです。

(終わった科目のことを反省するのは気が滅入るだけなので絶対にやめましょう)

(その10) 英語のリスニング音声の事前テスト

2日目は、英語のリスニングがありますが、朝の理科の試験開始前と、昼休み後の英語の試験開始前の2回、
放送機器のテストがあります。

教室のスピーカーから放送で
「これから、聞き取り試験の放送設備の確認を行います。受験生は聞く必要はありません。主任監督者の方は、スタンバイスイッチの位置を確認してください。~
この放送が正常に聞こえている場合は緑色のボタンを、何か異常がある場合は赤色のボタンを押してください。赤色のボタンはフタをあげると押せます。では、どちらかのボタンを押してください。『はい、どうぞ』
続いて、別系統での確認を行います。~」

のような感じで、リスニング放送のテストが行われるので、
このときに、教室のスピーカーから聞こえてくる音の様子が分かるので、心の準備ができます。

私は、現役・1浪のときは、法文2号館の大きな教室、昨年は経済学部の大きな教室、今年は薬学部の教室、
といろいろな教室で受験しましたが、正直、音の違いはあまり感じませんでした。

結局、リスニング力のある人はどんな環境でも聞いて正解をマークできるし、
リスニングが苦手な人はどんな良い環境でも聞こえないのだと思いますので、
教室の設備に拘泥(必要以上に気にする)するのはあまり意味が無い気がします。

(その11) 英語のマークシートは鉛筆で記入

1日目の数学の試験が終わった後、試験監督から
「明日の外国語の試験で英語を解答する場合は、一部の問題でマークシートを使用します。
シャープペンシルでは正しく読み取れないことがあるので、【必ず】鉛筆を用意してください。
今日、鉛筆を持っていない人は、明日までに準備してきてください。」 と指示があります。

(その11) 英語の解答用紙の科目選択欄

英語の解答用紙には、理科と同じように、科目の選択を記入する箇所と、
用紙の上に、ミシン線の切り取り箇所があります。(英語以外の外国語の解答用紙と共通のため)

ここの切り取りと、記入は、試験開始の後に行うことになっています。

(理科の切り取りは、試験開始前に行うので、間違えて、英語の切り取り、記入も試験開始の前にやってしまう受験生が教室に必ず数人います。
もちろん、試験監督に「間違えて、先に切り取ってしまいました照」と言えば、「別にいいよ笑」と優しく許してくれるので大丈夫です)

(その12) 英語が終わった後の待ち時間

2日目の最後の科目、英語が終わった後も、やはり退室できるまでに30分ほどの待ち時間があります。

この待ち時間に、「入学手続要領」の説明が書かれた用紙が配布されます。

用紙にURLとパスワードが書かれているので、WEB上からPDFをダウンロードする形で、
「入学手続要領」の紙での配布はありません。

(その13) すべての試験終了後、退室

最後に試験監督から「これで英語の試験は終了します。なるべく寄り道をしないで帰宅し、帰宅後は手指を消毒してください。」と案内があり、解散になります。

帰りも、正門から本郷三丁目駅への続く道は、非常に混雑しているので、
周りの受験生の感想の声を耳に入れたくない人は、裏手の臨時ゲートから出て龍岡門の方から退場する方が、
人が少なくて静かに帰れます。

このときも、ゲートの出口のところに、試験を終えた受験生を出待ちしている保護者の皆さんがちらほらいらっしゃいました。

この1年(いやこの18年、19年)一番近くで誰よりも応援していたご家族の方が、 試験を終えた後に「お疲れ様」と迎えてくれるのは、受験生にとって何よりもありがたく安心できるのだろうな、 と高齢者受験生としては、懐かしく羨ましく思いながら、親子で並んで帰る受験生たちの横を、わたくしは一人寂しく通り過ぎていきました。

本郷三丁目駅から地下鉄で帰るのですが、電車の中で、友達と数人で固まっている受験生は、
問題の感想を話していることが多いのですが、あまりその感想を耳に入れたくない場合は、
できるだけ、ぱっとみ、一人ボッチ受験生っぽい人が集まっている車両に乗った方がよいです。

Twitter予備校の先人の教え

先輩受験生のSaki氏が、試験当日の過ごし方について非常に参考になることを書かれていましたのでご紹介しておきます。

各予備校の講師たちの問題の講評

試験が終わってから時間が経ってからのではなく、直後のホットな感想は、それなりに価値があるとおもうので、流れてあとで探せなくならないように、これは、と思ったものをメモとして引用しておきます。

英語

現代文

数学

物理

昨年2023年の記事

juken-s.hatenablog.com

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