2023年8月実施の東進の第2回東大本番レベル模試を受験してきた感想です。
本記事の内容
- 2023年8月実施の東進の第2回東大本番レベル模試を受験してきた感想
この記事を書いている私は、30代の社会人(都内のJTC勤務)です。意を決して再受験に挑戦しています。
こういった私が、解説していきます。
私が実際に勉強に使っている参考書や問題集の感想、受験した模試の感想などを書いています。
記事の信頼性担保に繋がると思います。
≫駿台×Z会の「スーパー東大実戦講座」 https://www.zkai.co.jp/home/sd-stj/
東進の第2回東大本番レベル模試(2023年8月実施)を受験してきた感想
東進の第2回 東大本番レベル模試を受験してきました。 pic.twitter.com/qq0rwpKUt1
— ホリキタ@再受験(今年は苦手な英語を頑張る) (@Horikit_Juken) 2023年8月27日
どんぶり自己(流)採点
— ホリキタ@再受験(今年は苦手な英語を頑張る) (@Horikit_Juken) 2023年8月27日
国語 20
数学 45
地学 15
物理 30
英語 45
Σ 155
英(記述)、国語は自分で採点できないのでテキトー、
数理は最終的な解が合っている問だけカウント、均等配点と仮定。
地学、難しかった。(そろそろ志望校の見直し😥)
自己[流]採点
合計151 / 440
科目 | 第1問 | 第2問 | 第3問 | 第4問 | 第5問 | 第6問 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
英語 | (A)2 (B)13 |
(A)5 (B)5 |
(A)2 (B)0 (C)6 |
(A)0 4(B)3 |
11 | - | 47 |
数学 | ○20 | (p,q)○15, △QRS × 0 |
× 0 | (1)○5 (2)× 0 |
×0 | (1)○5 (2)× (3)× |
45 |
国語 | 現 3 | 古 3 | 漢 8 | - | - | - | 14 |
物理 | 力 4 | 電 20 | 熱 8 | - | - | - | 32 |
地学 | 天 4 | 空 7 | 岩 2 | - | - | - | 13 |
- 理/数は均等配点と仮定し、最後の答えが合っているものだけカウント(部分点無し)
- 現文の記述は自分では採点できないので漢字のみカウント
- 古漢は明らかに合っている記述のみカウント
- 英語は記号以外は各1,2点ずつテキトーにカウント、作文は自分で採点できないのでテキトー
科目ごとの反省
英語
順番
今回は、4(B),2(A),2(B),1(A),下読み3分,リス,5,1(B),(4(A)は勘でマークし全滅だった)
1(A)要約
- まだ、要約とは言えない「単なる和訳のつぎはぎ」のような答案になってしまった
- 解答冊子にある「拾い読みした単語の訳を並べて創作した答案は大幅減点」
- 「リーダーが」運命を信じて自信を持つ、という部分を、「人々にリーダーになる運命を持った人だと信じさせる」ことができるのがリーダーだ、のように主語を取り違えた答案を書いてしまった
- which are understood by followers ~ のところが分からず
文章中で分からなかった単語、表現
- cut a ~ figure (人が)~のように見える、~の印象を与える、figureは人物、姿
- within the space of ~の期間に
- enchant 魅了する、魔法をかける
1(B)文補充
- これは全問正解できた。夏模試は実戦もオープンも時間切れで1(B)は全部読めなかったが、今回は最後まで読んで時間内に解答できた(それでもギリギリだったが)
文章中で分からなかった単語、表現
- under the wings of ~の保護下で
- compalsory education 義務教育
- maturation 成熟
- intimacy 親密さ、深い関係
2(A)自由英作
- 「~という主張について、あなたはどう考えるか。理由を添えて、」は2022年度本試の形式で、2022年の代ゼミの第2回プレの解説特講で高橋伸行 師が提唱していた、「賛成+反対の中間意見」で書いてみた
- I partly agree and partly disagree with the statement that SV. For one thing, 賛成の理由. For another, on the other hand, no matter how~, 反対の理由.
- の型を暗記していたので、それに当てはめて書いた。それでも10分ぐらい使ってしまった
- はじめ、書いたら90語になってしまい、一部を削って無理矢理80語に収める、という無駄なことをやってしまった
- 採点官への礼儀として末尾に (80words) と、駿台流の儀式は忘れずに書き添えた。
2(B)和文英訳
- 書けなかった表現箇所は、「出来上がった~ a finished product」「~と決める decide that , make judgement that 」
- 「~とは無関係の」を there is no relation between A and B の形で書いた
3リスニング
8点しか取れなかった
- 全然、聞き取れなかった
- リスニングはどうすればできるようになるのか分からない(共テのリスも、TOEICのリスも苦手)
- 少なくとも単に日常的に聞いているだけではダメなんだな、と
- 耳に音声が聞こえてくるスピードに、頭が文章の内容をつかむスピードが追い付かない感じ
- え、今何の話をしているの?状態
- 以前、代ゼミの富田 師が「リスニング、毎日やってますか?やってないなら、あなた本気で東大に行きたいと思ってないですね、この嘘つき!」と仰っていたのを思い出す
- 毎日聞く教材を、ポラリス長文の音声・速単の音声、ではなく、もう少し文章が易しいものに変えようと思う
4(A)文法
時間が足りず、やむなく勘でマークしたが、当然ながら全て不正解
後日、家でお茶飲みながら解いたら、4/5 正解。
- どうにかして他の問題(1(A)と5をもっと早く読む)の時間を短縮して、ここをやる時間を捻出しないと。
4(B)和訳
- (ア)は、何となく該当する部分に目が行くも、字数内でどこまで書けばいいか、に悩んでしまい、時間をロス
- (イ)のotherwiseが上手く訳せなかった。5月の2023第1回駿台全国模試でも副詞otherwise「(直前の文脈を受けて)さもないと;もしそうでなければ」(例)Speak more slowly; otherwise they won't understand you. が訳せなかったのに、またしても。悔しい。
- (ウ) は、launched me が上手く訳せず、主語をモノでなく、人を主語の形にして訳して自然な表現に、ということまで気が回らなかった
5エッセイ
- (A)並び替えは、thatを書き忘れたような気がする
- (B)「ジャーナリストになった」ことは書けたが、「宣教師にならずに」が盛り込めず(missionaryが分からなかった)
- (C)it=偶然の棚ぼた、は何となくわかったものの、find us が、モノが主語の文で妙な訳になって、ぎこちない日本語に。
- (D) 27にseeと似ているfindを入れてしまったせいで、他の問題も連鎖的に不正解に
- (D) 31にseeを入れてしまった(findを先に27に入れてしまったので) 後ろのlooking for との相性に気が回らず
- (D) イにc)See the evolutionを選んでしまった。evolution進化とprogress進歩の違いがよく分からず
読解するときに知らなくて困った単語
- bear[give] witness 証言する
- missionary (主にキリスト教の)布教者
数学
1. 放物線の面積の最大値
- √1-bをそのまま使って積分の式を書いてたが、解答冊子のようにcとおいて計算する方がミスが減る
- f(x)と-f(x)の積分は、一旦、原始関数をF(x)と書いて最後に代入するのが計算を簡素にできた
- 試験中はそういうことに気が回らず、グチャグチャ計算して余分な時間を消費してしまった
- (実際、途中で符号ミスで最大値が負になり?となってしまって見直し時間ロス)
- a>0の場合のグラフだけを書いて解き進めたが、「a負の場合も面積の式は同じになる」の言及を漏らした
- 内容的には、センター試験レベルと思うが、これだけで30分以上も使ってしまった
2. 座標、正三角形
- (1)はできたが、これも時間かかり過ぎ(連立方程式を解くのをもっと練習しないと)答えが分数になると不安になり、無駄に何度も見直して結局合ってた。時間の使い方が下手。
- (2)一瞬どうしようか悩むも、Sの座標を求めたし、Q,Rは対象できれいな座標だし、3辺が等しい式を立てようと、2乗がたくさんでてきて、慎重に計算し(時間かかり過ぎ)、最終的に(p, q)がそれらしい値に求まったので、「よしこれなら合ってるだろう」と。
- 最後の、△QRSは、解答冊子のように次数さげをせず、直接、p2+q2を計算してしまい、案の定、計算ミスで、最後の答えが合わず。詰めが甘い。悔しい
3. sin,cosの方程式
- 試験本番では、まったく解法が思い浮かばず
- 翌日、家でお茶飲みながら解き直しても、(1)は、「θk, θlが互いに異なるので重複が無い」ことへの視点が持てず
- 逆に、S(5)は具体的に求めた解の中に重複があるのにすぐ気づかず「あれ、n奇数でも結局2nになるの?」でもそれだと、(3)の問の意味が分からなくなる、うーん。
- で、じっくり考えたら、「ああ、重複があるとS(n)<2nになるのか」というところまでは分かるも、それを式にしたあと、「でも、これじゃ具体的にnが決まらないな」と行き詰ってしまった。
4. 確率
- 6回の試行で、単にもれなく数え上げるだけの問題だったが、(2)が未着手
- 問題をきちんと読んで、考えればできる問題だったのに、試験中はぱっと見で「面倒そう」と後回しにして避けてしまって、そのまま時間切れになってしまった
5. 複素数
- (1)から手詰まり。極形式で表して解答冊子の別解⑬⑭まで書いて、その後が手が動かず。
- |z|=1から、|z|^2=1, zバー=1/zを使う発想、最終的に(α-1)(β-1)(γ-1)=0を作るのが思い浮かばず
- (2)は全く未着手だったが、(1)が解けなくても、その結果を使えば(2)はできる問題だったので、あとで家でお茶飲みながら解答見たら、これはもったいなかったな、と。
6. 空間内の通過範囲
- (1)はできたとして、(2)からがダメだった
- S,Tを片方固定して片方を動かす、と考えれず、両方が動くのをイメージしようとしてもそんなことは当然ムリ
- ベクトルで表す通過範囲、分かっていたつもりでも、実際はあまり分かっていなかったことが露見
本レの数学が流れてきたから見てみたけど、第6問はRANKERの存在命題の講座でもかなり強調したテーマだな〜。
— ガチノビ毎週土曜22時ライブ講義 (@mathnyans3) 2023年8月27日
2はある程度は図形的考察しようねってことなのかな。正三角形は時々でるけど結局回転ではない解決手段になることも多い印象。
3が緊張してると迷宮入りしそう💦
皆さまお疲れ様でした♨️
流れてきたので解きました。積分法による求積でなかったですね、なんか申し訳ないです。全般的に数Ⅲ濃度が薄い感じがしました。夏までの模試ってそういうものなんですかね、、
— ブリザードマン (@HhG2cL9UOLRSz4I) 2023年8月27日
傾向が変わるだけで超上位層以外は結構いつもと感触が変わりそうなセットだなと感じました。従来の東大模試で頻出なのは第1問と第5問かな、あと第2問は2元の連立一次方程式を間違えずに解き続けるのが思いの外大変かもしれない(40分かかりましたw)
— ブリザードマン (@HhG2cL9UOLRSz4I) 2023年8月27日
地学
理科は地学、物理、 の順で解いたのだけど、
地学が思いのほか、難しく、解けない問題ばかりなのに、時間ばかり消費してしまい、(80分ぐらい使ってしまった)、
そのせいで物理を解く時間がかなり短くなってしまい、焦った。
1. 天文
明るさの比と、等級の差、の式がまだ素早く使いこなせずダメダメだった。
恒星と惑星の食は、図を描いて角度とsinの関係を考えれば解けたはずなのに、無念。
2. 大気・海洋
3. 岩石・地質
- 岩石の種類の知識がまだ不十分。それぞれの岩石の元素を覚え直さないと。
- 背斜、向斜は、いつもどっちがどっちか分からなくなる
- 断層の向き、走行、傾斜、の読み取りがまだ不慣れ。
物理
1. 力学
円筒内を運動する小球はオープンで似た問題を解いたばかりなのに不十分な出来
- はなれない条件N>0と止まらない条件v>0の両方が必要なことがまだ意識できてない
- 前の設問で求めた値の使い方など、文字式の代入計算で無駄な作業が多かった
- しかもその無駄な計算途中でミスして以降の雪崩
- 設問でsin,cosの合成が与えられているのに使いどころに気づけず
2. 電磁気
I はよくできたと思うが、誘導起電力vBL、アンペール力IBL をしばらく練習してなかったので思い出すのに少し時間がかかってしまった
- II は、バネの縮みを取り違え(x1-x2)でなく(x2-x1)としてしまい、弾性力の向きが逆に
- しかし、さらに計算用紙から解答用紙へ書き写す時に、x1とx2を書き間違い、偶然にも途中から正しい式に
- 重心のヒントがあり、また実戦の力学でも同じような解き方だったので、一応、最後まで解を出せた
- 途中の計算が遅い。文字式の分数の処理の計算ミスを恐れ、計算用紙に丁寧に書いてから、それを解答用紙に書き写し(計算ミスチェックしながら)とやっているが、時間がかなりかかる
- 普段から、計算スピードをもっと意識
- 単振動のa=-(k/m)x の式と初期条件v0,x0から一般解を一瞬で暗算できるよう訓練
3. 熱力学
- 「ゆっくり」「つり合いを保ちながら」という表現は、ピストンの両側の圧力が等しい→外側が大気圧P_0なら、内側も常に大気圧P_0に等しい→仕事はP_0Δ xとすぐ求まる
- というのがすぐ意識できず、「これ途中の圧力?だから仕事はどうやって?」と考え込んでしまい時間だけが経ってしまった
- 熱力学もやはり、途中の文字式の計算(前問で求めた値の代入、文字の分数の処理)が遅い
- 特に、分数とカッコがついているときに、暗算しようとして計算ミスしやすい
- 繁分数の形から単分数に書き直す時にも計算ミスしやすい
- 書いている途中で添え字、T1,T2の書き間違いが起きやすい
明日は8月東大本番レベル模試。第2回だっけ。なんにも覚えていないけど、間違いなくあまねく受験生に学びがある試験だよ。私が知る限り、東大本レがそうでなかったことは1度もないけど。さぁ楽しみにしておいで。成績云々に関係なく「受けてよかった」と思ってもらえると思うよ。いってらっしゃい。 pic.twitter.com/cRv5CYCXYg
— 三宅 唯 (@miumo299792458) 2023年8月26日
2023年第2回東大本番レベル模試はすべての問題で発展的な設問をカットして、模試として機能的シンプルにしたのですが、それでもこの時期の受験生には時間的に厳しかったのでしょうか。まぁ答えを出すだけなら誰でもできると思うので、そのレベルで終わらずよく復習してそれ以上に深めてください。 pic.twitter.com/hkWjoQGFLw
— 三宅 唯 (@miumo299792458) 2023年8月28日
国語
1. 現代文
- 漢字は3つとも書けた (東進は漢字は各1点)
- (一)は何となく、それっぽいことを書けた(気がする)が、(二)(三)は本文の言葉をそのまま使っただけのような答案になってしまった。
- (四)は、「市民」「大衆」「フォロワー」の3者の違いを並べて、「フォロワー」が必要な理由を書いたつもりだが、あまり自信が無い
2. 古文
- アは「おくる」(先立たれる)が分かればすぐ書けた
- イは「任せる」を、別の表現が思い浮かばず、そのまま「任せる」と書いてしまった
- エは「奉る」を(乗るの尊敬語)ではなく、謙譲語と間違えてしまい、誤訳
- ウは「親孝行」の要素はもりこめたが、「勅命には従わざるを得ない」の要素を入れられず
- オは解答欄1行の中に書くのに苦労した(字が小さくなりすぎてもダメだし、と思い)
3. 漢文
- a は「同じである」とだけ書いてしまった(何を食べても、を補えず)
- c は反語の形に書けたと思う
- dは「弁ず」を、話す、と誤訳。弁=区別、弁別、見分ける
- bは後ろにある、「飢うる者は択ぶこと無ければなり」の方を訳した答案にした
- e はキビとコメの話から、道を学ぶのにどちらかを選ぶのは問題でない、のような余計なことまで書いてしまった