2023年8月実施の駿台の第1回東大入試実戦模試を受験してきた感想です。
本記事の内容
- 2023年8月実施の駿台の第1回東大入試実戦模試を受験してきた感想
この記事を書いている私は、30代の社会人(都内のJTC勤務)です。意を決して再受験に挑戦しています。
こういった私が、解説していきます。
私が実際に勉強に使っている参考書や問題集の感想、受験した模試の感想などを書いています。
記事の信頼性担保に繋がると思います。
≫駿台×Z会の「スーパー東大実戦講座」 https://www.zkai.co.jp/home/sd-stj/
駿台の第1回東大入試実戦模試(2023年8月実施)を受験してきた感想
駿台の第1回 東大実戦を受験してきました。 pic.twitter.com/87igbERuGO
— ホリキタ@再受験(今年は苦手な英語を頑張る) (@Horikit_Juken) 2023年8月13日
どんぶり自己採点
— ホリキタ@再受験(今年は苦手な英語を頑張る) (@Horikit_Juken) 2023年8月13日
国語 20
数学 40
地学 15
物理 30
英語 60
Σ 165
英(要約、作文)、現文は自分で採点できないのでゼロ、
数/理は最終的な解が合っている問だけカウント、均等配点と仮定
科目ごとの反省
国語
問題ごとの感想
問題 | 感想 | 手ごたえ |
---|---|---|
1 | 漢字は全部書けた | × |
2 | (エ)「召しに従ひてぞ参らせける」が訳せず。 (オ)「口惜しきこと」の理由に、 継承者が不在だという要素を入れられず |
× |
3 | 「禽獣」「昧者」の訳し方が分からず | × |
今後への反省
- 現文:今後どう勉強すべきかもう分からない
- 古文:(尊敬語の対象者は必ずチェック)、セリフの発言者、動作の主体、を本文に印(登場人物をA,B,Cのように略記)
- 漢文:対句(大昔⇔現在、貴人聖人⇔愚人)、例え、比喩でイイタイコトがどれか
漢文の「禽獣」は、解答解説にはそのまま「禽獣」と書いてあって、なんだそのままでよかったのか、と。
旺文社「国語辞典」より引用
漢字は「模試の復習をオコタるなって、じいちゃんが…」のおかげで書けました。
駿台文庫「生きる漢字・語彙力」(霜栄) より引用
現代文の出典:『宗教社会学―神、それは社会である』(奥井智之)
宗教社会学: 神、それは社会である 東京大学出版会 奥井智之 |
数学
問題ごとの感想
問題 | 感想 | 手ごたえ |
---|---|---|
1 | Aの玉数を縦軸、回数を横軸のグラフを描いて それぞれの確率を書き込むも、 途中の足し込み計算ミスで最後の答えが合わず |
△ |
2 | これは絶対に完答しないとダメな問題と思い、最初に手を付けるも、 (1)を示した後、(2)のaが上手く出ず(xnでなく1個別にするのが上手くできず) 一旦、別の問題に移り、再度戻ってきて考えなおしたら、 「ああ、そういうことか」と、何とか完答 |
○ |
3 | これも最大値の計算なので、絶対に完答しないとダメな問題と思い、 断面図を描いて、長さを変数にして、最初、Vの底面半径と高さの2変数を設定して、 相似からS_2の半径を出して、Rを立式するも計算途中で、 「あれ、これ比だから1変数にできるのか」と思い直し、 長さの一方を1にして1変数で計算を進めるも、 微分して増減表を書く段階で、 極値を取る変数が上手く出てこず(因数分解できず)、 とりあえず考えたところまでを記載して断念。 解答解説を見たら、 角度を変数に取る方がラクな計算になっていて、 「ああ、その視点は試験中に全く出てこなかった」と反省。 |
× |
4 | (1)は当たり前なのですぐ示せたが、(2)(3)はじっくり考える時間が取れず断念。 | × |
5 | これも最大値だから、絶対に完答しないとダメだと思いつつ、 共通接線を持つ条件を (ア)P,Qそれぞれの接点における接線の式を書いて、係数が一致することを使うか (イ)Pでの接線の式を書いて、もう片方の円C_2に接する(原点との距離=半径)を使うか、 で少し悩んでしまい 両方の条件で計算を少しずつ進めるも、接点のx座標を主役にした式が出来上がるものの 上手く最大が求まるような形に変形できず、 後で解答解説を見たら、相加相乗を使う形になっていて、「ああ、そうか」と。 |
× |
6 | (1)は基本問題なのですぐできたが、 (2)(3)は「センター試験に誘導付きででそうな問題だなあ」と思うも手が動かず |
× |
今後への反省
- 図形の最大最小は、計算が地獄になったら一度立ち止まり以下の観点で考えなおす
- ①文字を減らせないか(相似拡大)、②長さでなく角度を変数にしたらどうか、③対称性の利用、を必ず試す
- しかし面倒な計算を最後までやり遂げる根気・腕力も必要。日々、計算を面倒がらず答えを合わせることに拘り訓練
- 最後の解まで出せた大問は、見直しを丁寧に。確実に合わせる
- 確率・場合の数は、途中計算、最後の足しあげミスしやすい。見直しシッカリ
- 整数問題は最初に(1)で少し試せば、状況把握、予想から(1)だけは解ける
- 通過範囲・領域は、文字変数が多くて計算に行き詰まったら、冷静になり「自分は今何をしようとしているのか、どの文字を主役に考えるのか」の方針を戻って考える
試験中や、試験が終わった直後は「結構、出来たんじゃないのか」と手ごたえが感じられても、あとで解答解説を読むと、「これもダメ、これもミス、これも間違い」で全然、点が取れてませんでした。。
地学
問題ごとの感想
私は理科は、「地学」→「物理」の順で解きました。
(地学の方が小問数が多く、問題文が長いので、後半に回すと時間切れになって全ての問題につけれなくなるので)
問題 | 感想 | 手ごたえ |
---|---|---|
1-問1 | 式は書けるのに数値計算がミスばかりで答えが合わず | × |
2-問2 | 式は書けるのに数値計算がミスばかりで答えが合わず | × |
2-問1 | 圏界面、上昇流、下降流の基礎知識がまだまだでした | × |
2-問2 | うねり、が長波長だということと、 与えられたグラフの使い方が分からず |
× |
3-問1 | 問題の誤読。振幅について聞かれているのに 何故かエネルギーについて書いてしまった |
× |
3-問2 | 最後に、炭酸の電離平衡の式が出てきて、「化学?」となり混乱。 問題文にpHの定義が[H+]濃度で決まることも書かれていたので、 素直に当てはめて計算するだけだったのに、出来ず |
× |
今後への反省
- 大問1つ20分リミットを意識、時間を使いすぎない。論述で分からなければ潔く断念し次へ
- 数値計算は式をまず書き、筆算は後回し
- 有効数字が一桁の問題があるので、無駄に桁数取らない π=3.1
- 計算用紙の計算は綺麗に書く(スペーシング、問題の小問の番号を書く) 雑に書くとやり直しで時間の無駄
- 順番は③岩石地球②大気海洋①天文が今のところ最善か
- 問1に対して問2の小問数が少ないことがある
- 最初にページをめくって問題数と用語穴埋め、選択問題をチェック
- 用語穴埋め問題は確実に取る
- 最初に余白によく使う換算数値をメモしておく
- 1[au]=1.5×108[km], 1光年=9.46×1012[km]=6.33×104[au]
- 1[pc]=3.26光年=3.08×1013[km]
- 1年=3.2×107[s], 1日=86400[s]
- π2=9.86. √98=√49*2=7√2
センサーの巻末の表をコピーして「キモい理科ノート」に貼ったやつを試験直前に見返す
筆算のスピードが遅い、もっと計算の訓練。
物理
問題ごとの感想
問題 | 感想 | 手ごたえ |
---|---|---|
1-I | 小球Cの初期位置を、半円の上端ではなく、 下端だと何故か勘違い。 摩擦のあるバネつき運動なんて、 何度も解いたことあるはずなのに、上手くできず |
× |
1-II | 摩擦のある2物体なんて何度も解いたことあるはずなのに、 試験本番では上手くできず |
× |
2-I | 電源の仕事を定義通りに計算しようとするも積分計算ミス | × |
2-II | これは電気と言うより、単なる放物運動だったので最後までできた | ○ |
3-I | 単なるドップラー効果、これはできた | ○ |
3-II | 波面とx軸の角度、を聞かれているのに 何故か反射波の進行方向との角度を書いてしまった |
× |
3-III | 原点Oが強め合うのはいいとして、他にあるのか? としばらく悩み結局分からず (位相差=2mπの式を書くも、???) あとで、解答解説を見たら、 三角形の成立条件から考えていて当たり前じゃないか、と。 |
× |
3-IV | 時間切れ | × |
今後への反省
- 力学は特に問題文を正確に読む(初期位置、初速、摩擦の有無、摩擦係数、質量、自然長、衝突の反発係数)
- 図と文章の両方をよく読む、図は誇張されている、途中位置か初期位置か違う。勘違いしない
- 違和感を感じたら勘違いを疑う→読み落とし、誤読がないかの細かな再確認が雪崩を防ぐ
- 回路は状況ごとに図を順に描く
- 波面の角度なのか、波の進む方向の角度なのか、問われていることを勝手に勘違いしない!
駿台の夏の東大実戦は過去問を見る限り、第3問は水面波、ドップラー、干渉が出続けていたので、対策をしていたつもりが、全然出来ませんでした。
英語
英語は、オープンも実戦も解き順は、
4(B)、2(A)、2(B)、下読み→リス、1(A)、5、1(B)
でやりました。
(最後にまわした1(B)は途中で時間切れ、4(A)は勘でテキトーにマーク)
問題ごとの感想
問題 | 感想 | 手ごたえ |
---|---|---|
1(A) | キーワードとして拾ったものをつぎはぎ的につなげただけの、 主張が何なのかはっきりしない文を書いてしまった |
× |
1(B) | 空所補充は1問しか合っておらず。 並び替えは時間切れ |
× |
2(A) | なかなか思い浮かばず、「マイカーが無くなる」、と書いた。 あまり説得力のある理由をかけず。同じ言葉を何度も繰り返し使ってしまう |
× |
2(B) | A misunderstanding ~ と書き始めるも、 1文中に何度も同じ単語を使ってしまう変な文章に |
× |
3 | 試験中は「結構、聞けてる」と思ったのに、 (A) 3/5, (B) 2/5, (C) 3/5 で計8/15 半分しか取れなかった |
× |
4(A) | 時間切れで勘でマーク | × |
4(B) | (イ) explicit = 明らかな、あからさまな(場合によっては、露骨なほど明らかな)が 上手く書けず、 equallyがどこにかかるのかも分からず |
△ |
5 | 5番の記号は全問正解、並び替えができず。 文章は簡単で読みやすかったが、時間がかかりすぎた |
△ |
今後への反省
- 順番は、最初に自由作文のテーマをちら見、4(B)、2(A)、2(B)、下読み→リス、1(A)、5、1(B)で何度か試しているがまだ不安定、4(A)は時間切れ
- 前半をもっとスピード上げる、そのために、4(B)は下線部以外は読まない、作文2(B)は書ける内容だけ書いてすぐ終わらせる
- 後半は要約1(A)の読みスピード短縮、読み返さないで一度で決める
- 5の並替えは分からなければすぐあきらめる
- 5は先に下線部説明の問題文を読む
- 最後の1(B)の時間をもっと作るために5の読み速度のスピードアップ
- リス下読みでの印の付け方、練習
強調構文で、疑問詞が主語として強調されているときの語順とか、基本的なことがまだまだ曖「昧」でした。
啓林館「Vision Quest 総合英語 Ultimate」より引用
5番の出典:『Without Merit』(Colleen Hoover)
Without Merit: A Novel Colleen Hoover |